ポケモンカード転売は終わり？赤字になる？今後の暴落に備える対策を徹底解説！

一時期は「どこに行っても手に入らない！」と言われていたポケモンカードですが、ここ最近はコンビニでも在庫を見かけることが多くなりました。

人気パックの再販も増え、買取価格も一時期に比べると落ち着いてきたと感じている方も多いでしょう。

今回は、そんなポケモンカードの転売に関する最近の事情について紹介します。

ポケモンカード転売は終わり？

市場が飽和状態に達し、価格が安定した

「ポケモンカードの転売は終わり」だと囁かれるようになった大きな理由は、何と言っても買取価格が落ち着いてきたことでしょう。

一時期は3万円以上の値がつけられた「ナンジャモ　SAR」も、今では5万円以内に落ち着いています。

こうした状況になったのは、カードの増産体制が整い、大量のカードが市場に流れるようになったから。

発売時には買えない人が続出した「151」や「シャイニートレジャー」、「クレイバースト」も、今では普通に売られていることもしばしば。

流通量が増えたことで普通に入手できる人が増え、必然的に値段が下がっているのが今の状況です。

需要の減少

単に供給が増えたというだけでなく、需要が減ったことも値段が下がっている理由の1つです。

いわゆる「ポケカバブル」と呼ばれていた品薄の時期は、プレイヤーやコレクターだけでなく転売や投資を目的とする人もこぞってカードを買い求めていました。

しかし、現在は供給が安定したことで大幅な値上がりが見込めなくなり、転売や投資目的の人からの需要が低下。

結果的に純粋にカードを求める人だけに需要が限定されたことで、需要より供給が圧倒的に高い状態が生まれたのです。

一部レアカードは高額取引されている

ただ、全てのカードの価値がなくなったかというとそうではありません。

ポケカバブルの象徴として語られた「リーリエ」のプロモカードは、一時期よりは下がったとはいえ、今でも鑑定済み美品であれば300万円前後で取引されています。

他にも「ルチア」や「アセロラ」といったカードは、今でも数十万円以上の値段で販売されています。

増産体制が整った今でもすでにリミットレギュレーション落ちしているカードは再販することができないため、レギュレーションマーク「E」以前のレアカードは今も「需要＞供給」といった状況が続いているものも多いんです。

もし旧弾のレアカードを持っているなら、慌てて手放さないようにしましょう！

ポケモンカード転売は赤字になる？

「じゃあ、これからはカードを転売しても赤字になるの？」

ポケカバブルに乗ってポケモンカードの転売を始めた方は、そう思っているかもしれません。

そこで、ポケモンカードの転売で今どれくらいの利益を得られるかを使用サイト別に紹介します。

※今回は「未開封」かつ「絶版ではない」商品について紹介しています。

スニーカーダンク

未開封BOX、シングルカード共に手軽に出品できることで有名なスニーカーダンク。

こちらでは、絶版品を除いた人気の未開封BOXの場合定価の1.1倍～1.25倍くらいの値段が相場になっているようでした。

販売手数料無料キャンペーン等を頻繁に行っているサイトですので、上手く利用すればそれなりの利益は狙えそうです。

ただし、予約や抽選をせずとも最近買えるパックはやはり低調です。

もしスニダンでポケモンカードを転売するなら、人気のパックに絞って商品を選ぶと良いでしょう。

Amazon

最近は個人での出品が増えてきたAmazonでも、ポケモンカードを販売している方は多くいます。

ただ、現在の販売価格で言うと、人気パック「151」の未開封BOXには定価の2倍程度の値段はついているものの、その他の現行品は軒並み定価以下という状況です。

最安値の商品が表示される仕様上、需要より供給の多い今はどうしても安く出品せざるを得ない状況のようです。

人気のパックだけを大量に仕入れない限り、赤字は避けられないでしょう。

メルカリ

手軽に個人間で取引できることが魅力のメルカリ。

こちらでは人気の「151」の未開封BOXが、6,500円でも売れ残るといった状況でした。

仮に売れたとしても手数料が10％かかると考えると5,850円、定価は5,800円ですから送料を含めるとほぼ赤字にしかならないという結果に……。

メルカリを中心に転売を行っていた方は、別の方法で販売した方がよさそうです。

トレトク

トレーディングカード専門の買取・販売サイトであるトレトク。

こちらでは旧弾の人気パックの場合、定価の1.5～2倍程度で販売されている商品が多いようでした。

高価買取リストに未開封商品がなかったため正確な利益率は分かりませんでしたが、買取金額はこれより3割ほど低くなりそうです。

こちらも「未開封でたくさん仕入れて転売！」といったことはやりづらくなりそうですね。

ポケモンカード10年後の高騰予想は？

「今から利益を出すのは難しそうだけど、今持っているカードはどうしよう……」

そう思っているなら、手元のカードを「寝かす」という手もあります。

ポケモンカードにはリミットレギュレーションがある以上、今あるカードは必ず絶版になります。

プレイに使われて傷んだり、日焼け等の経年劣化を起こしたりするものもあると考えると、今は市場にあふれているカードも少しずつ数を減らし、後年に価値が高くなる可能性もあるでしょう。

実際、発売から25年以上が経過した初期のポケモンカードでも、人気のあるものは今でも高価で取引されていますよね。

あまりにも大量にある……という場合ならともかく、それほど量が多くないなら保管するのにコストがかかるわけでもありませんし、いったん寝かせて今後の値動きを見るのも良いでしょう。

今後のポケモンカードの高騰予想については、以下の記事も参考にしてみてください。

ポケモンカードの10年後は？寝かせるとバブル崩壊するのか高騰するのか予想を解説

ポケカ今後の暴落に備える対策は？

増産体制が強化され、大きな値上がりは期待できない状況が続きそうなポケモンカード。

転売での利益を確保しづらい時期を乗り越えるために行っておきたい対策をまとめました。

高額取引されるカードの長期保管を検討する

まずは現時点で高額で取引されているカードを、一時の値動きで売るのではなく長期保有すること。

今は値動きがあまりないように感じるカードでも、廃盤になればまた価値が高まる場合もあります。

特にプレイ用よりコレクション用に購入されることが多いカードなら、手に入りにくくなった美品を持っていれば「高くても買いたい」という人が現れる可能性は高まるでしょう。

「一時期より値下がってしまって、今の値段で手放す気がどうしても起きない……」

そんな場合は、焦らず保管しながら値動きを見守るのもアリですよ。

１つのカードに固執せずに、様々なカードを揃えておく

せっかくゲットしたレアカードや、一時期高額で取引されたカードには、どうしても注目してしまうでしょう。

しかし、今人気のカードに固執してしまうことは避けましょう。

年単位で寝かせることを考慮に入れるなら、どんなカードが値上がりするかは未知数な部分もありますからね。

保管にかけられるリソースにも限界はあると思いますが、なるべく色々なカードを保管しておくのも状況の変化に備えるポイントです。

トレンドや価格推移を常に把握する

カードの値上がりには、様々な要因があります。

大会で使われた、カードに描かれているキャラがゲームのポケモンシリーズで再登場を果たした等の理由もあれば、意外な理由で高騰することもあります。

いわゆる「ポケカバブル」も、大物Youtuberが動画で取り上げたのが始まりだと言われていますね。

今後もそういった形で高騰することは十分にあり得ますので、カードを高く売りたいならトレンドに注目し、価格推移にはこまめに目を通しておくことが大事ですよ。

ポケモンカード 転売 終わりについて知恵袋などによくある質問

まとめ

今回はポケモンカードの価格が下がっている現状をもとに、転売の今とこの先について紹介しました。

なかなか値段がつきにくくなっているとはいえ人気のコンテンツですので、この先も値動きはあるはず。

少しでも多くの利益を得られるよう、引き続き状況には注目していきたいですね。