遊戯王の環境トップのデッキは?最新のTier表や各デッキレシピと特徴を紹介!
『遊戯王OCG(オフィシャルカードゲーム)』みなさんはご存じですか?
今年の2月に25周年を迎えた歴史の長いカードゲームで、1万枚を超える多くのカードが存在する作品です。
カードの種類が多ければ、デッキの種類も多いということですが、「数あるデッキの中でどんなデッキが強いのか?」気になったことはありませんか?
そんな方のために、今回は「遊戯王」の環境デッキについてまとめていこうと思います。
デッキの一覧、Tier表のほか、「デッキレシピ」や「デッキの特徴」についても解説してまいりますので、
興味のある方はぜひご覧ください。
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遊戯王の環境トップのデッキは?Tierを使って解説!
それでは早速、Tier表を見ていきましょう。
Tierの概要と判断基準について
Tier1 | 大会での使用率及び、優勝、入賞の数が最も多いもの。 基本的にデッキパワーがかなり高く、 手札誘発や妨害をある程度貫通できる程のカードパワーがあります。 大会に出るときは主にこのTier1のデッキと相性が良いかどうかで、 使うデッキを選ぶことになります。 |
Tier2 | 大会での優勝、入賞数がそれなりに多く、Tier1のデッキには及ばないがデッキパワーは高めです。 Tier1のデッキほど対策がされていないため、環境のデッキ同士だと、構築やプレイング次第でどのデッキとも安定して戦うことができます。 |
Tier3 | 優勝や入賞の報告は多くは無いが、大会での使用率は高めのデッキ。 Tier1やTier2のデッキに対して強く出れるデッキもあり、マッチングによって優勝も狙えますが、Tier3同士やそれ以外のデッキとマッチングした場合不利になることも多く、安定性に欠けることが多いです。 |
遊戯王 環境トップデッキランキング(Tier表)
2024年9月上旬時点の表です。
Tier1 | |
引用:カードラッシュ | 引用:カードラッシュ |
天盃龍(てんぱいりゅう) | スネークアイ |
Tier2 | |
引用:カードラッシュ | 引用:カードラッシュ |
ライゼオル | 神碑(ルーン) |
引用:カードラッシュ | 引用:カードラッシュ |
粛声 | M∀LICE(マリス) |
引用:カードラッシュ | |
メメント | |
Tier3 | |
引用:カードラッシュ | 引用:カードラッシュ |
R-ACE(レスキューエース) | ユベル |
引用:カードラッシュ | 引用:カードラッシュ |
ギミック・パペット | センチュリオン |
引用:カードラッシュ | 引用:カードラッシュ |
キマイラ | 破械 |
ラビュリンス | 炎王 |
遊戯王にはTier1より上のテーマがある!?
現在の遊戯王には〈デモンスミス〉というほとんどの環境デッキに採用されるテーマが存在します。
ただ、〈デモンスミス〉単体のデッキは環境にはいないので、〈デモンスミスデッキ〉という括りでは扱うことができません。
そのため、Tier表には掲載しておりませんが、〈デモンスミスギミック〉の採用頻度は間違いなくトップのテーマなので、実質Tier0といっても過言ではないでしょう。
デモンスミスギミック
〈デモンスミス〉は《魔を刻むデモンスミス》というカード1枚から展開し、様々な妨害や、デッキの展開のサポートを行うことができるテーマです。
ある程度の強さを持った盤面を構築できるうえ、効果の発動後に制約などがかからないため、ほぼ全てのデッキに出張セットとして投入することができます。
メインのテーマの初動カードを安全に通すために〈デモンスミス〉を最初に使い、相手の妨害カードを使わせることもできるため、デッキの安定感を上昇させる役割も持っています。
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遊戯王Tier1のデッキレシピと特徴を紹介!
天盃龍 デッキ
【天盃龍デッキ】は後攻ワンキルに特化したデッキです。
〈天盃龍〉の下級モンスター《天盃龍チュンドラ》《天盃龍パイドラ》《天盃龍ファドラ》の3体を軸にバトルフェイズ中にシンクロ召喚を行い、相手のライフを一気に削り取るという戦術を得意とします。
シンクロ召喚されるモンスターは主にレベル7とレベル10のモンスターになります。
後攻ワンキルする際は《燦幻昇龍バイデント・ドラギオン》《燦幻超龍トランセンド・ドラギオン》《トライデント・ドラギオン》の3種類の〈ドラギオンモンスター〉をシンクロ召喚します。
〈バイデント・ドラギオン〉と〈トランセンド・ドラギオン〉は3回以上攻撃宣言されたターンに墓地から自身を特殊召喚する効果を持ち、《トライデント・ドラギオン》は最大で3回の連続攻撃が行えるので、攻撃回数及びダメージの総計は歴代のデッキの中でもトップクラスで、非常に強力です。
先行を取った場合は他のデッキよりも制圧力はありませんが、《S:Pリトルナイト》《天球の聖刻印》などのリンクモンスターや各種手札誘発、《無限泡影》《霊王の波動》(ドミナス・インパルス)といった罠カードで相手ターンをしのぎます。
特に《天球の聖刻印》は相手の妨害に加えて、〈天盃龍〉のカードにアクセスできるため、相手のバトルフェイズに《ブラック・ローズ・ドラゴン》などの除去効果を備えたモンスターを出しつつ、次の自分のターンの展開の繋げることができるため、優先して出されることが多いカードです。
↓レシピ引用ポスト
スネークアイ デッキ
【スネークアイデッキ】は〈スネークアイ〉や〈罪宝〉のカードを使いモンスターを大量展開し、連続のリンク召喚を行うデッキです。
《スネークアイ・エクセル》《蛇眼の炎燐》(スネークアイズポプルス)《黒魔女ディアベルスター》といったカードで、〈スネークアイモンスター〉や〈罪宝カード〉をサーチして展開していきます。
大型モンスターの《蛇眼の炎龍》(スネークアイズ・フランベルジュ・ドラゴン)は墓地に送られると、墓地に存在するレベル1の炎属性モンスターを特殊召喚することができ、さらに展開を伸ばすことができます。
また、モンスターを永続魔法扱いでフィールドに置くことができ、そのモンスターを相手ターン限定で特殊召喚する効果も持つため、《I:Pマスカレーナ》のような相手ターンでリンク召喚するモンスターを展開し、妨害の数を増やすこともできます。
初動カードの《スネークアイ・エクセル》及び《“罪宝狩りの悪魔”》《篝火》の規制により、一時は使用率が落ちましたが、2024年7月27日に発売されたパック『RAGE OF THE ABYSS』に収録された〈アザミナ〉という新たな〈罪宝〉関連のテーマが増えたため、それらと組み合わせた【アザミナスネークアイ】として再びTier1に返り咲きました。
↓レシピ引用ポスト
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遊戯王Tier2のデッキレシピと特徴を紹介!
ライゼオル デッキ
【ライゼオルデッキ】はレベル4のモンスターを大量展開し、ランク4のエクシーズモンスターを並べることを得意とするデッキです。
メインデッキのライゼオルモンスターは全てレベル4で統一されており、《アイス・ライゼオル》《エクス・ライゼオル》《ソード・ライゼオル》の3種類のモンスターから展開していきます。
また、《篝火》や《時空の七皇》(セブンス・タキオン)などのサーチカードも多く採用されているので、安定した動きが行いやすいのも強みです。
《時空の七皇》は発動後エクシーズモンスターしかEXデッキから召喚できなくなる制約を持っていますが、〈ライゼオル〉のカードにも同様の制約を持ったカードが存在するので、無理なく採用できるのも良い点です。
基本的には《ライゼオル・デュオドライブ》や《ライゼオル・デッドネーダー》といった〈ライゼオルエクシーズモンスター〉を展開しますが、展開によっては他の強力な効果を持ったランク4のエクシーズモンスターを召喚することもあります。
特に《フレシアの蠱惑魔》は《ライゼオル・ホールスラスター》を自身の効果で発動できるので、デッキとシナジーがあり、優先される場合が多いです。
〈ライゼオル〉は後述の〈M∀LICE〉とともに2024年8月24日に発売された『デッキビルドパック-クロスオーバー・ブレイカーズ-』に収録された新規テーマのため、現在は使い心地を確かめるという意味で使用率が高めになっていますが、優勝報告も多く、環境トップの〈天盃龍〉に有利に立ち回れるので、今後Tier1に昇格する可能性を秘めたテーマでもあります。
↓レシピ引用ポスト
神碑 デッキ
【神碑デッキ】は召喚や効果の発動を制限するカードを駆使して、相手のデッキの動きを止め、その隙に相手のデッキを破壊し、ライブラリアウト(デッキ切れによる勝利)を目的とするデッキです。
〈神碑速攻魔法〉はデッキからカードをサーチしたり、相手の妨害する等、様々な効果を持っていますが、共通効果として「EXデッキの神碑モンスターをEXモンスターゾーンに特殊召喚する」効果と「相手のデッキの上から数枚を除外する」という効果を持っており、この効果を駆使して相手のデッキを0にします。
また、フィールド魔法の《神碑の泉》は相手ターンでも〈神碑速攻魔法〉を手札から発動できるようになったり、墓地の〈神碑速攻魔法〉をデッキに戻してその枚数分ドローできるので、この《神碑の泉》をいかにして守るかが重要になってきます。
融合モンスターの《神碑の翼フギン》がその役割を担っており、「デッキから神碑フィールド魔法を手札に加える効果」と「自分フィールドのカードが効果で破壊される場合、このカードを除外して破壊を無効にする」と《神碑の泉》をサーチするだけでなく、破壊から守る効果も持っており、このデッキには必要不可欠なカードとなっています。
モンスターをほとんど展開しないデッキなため、《御前試合》や《群雄割拠》《センサー万別》といったフィールドに召喚するモンスターを制限するカードを多く採用できる点も強みとなっており、相手のデッキによってはこれらの永続罠カードだけで勝利できる可能性もあります。
↓レシピ引用ポスト
粛声 デッキ
【粛声デッキ】は儀式モンスターを駆使して、相手のカードの発動やモンスターの召喚を止める「コントロール型」のデッキです。
《粛声の祈り手ロー》がキーカードとなっていて、このカードから《粛声なる結界》の場に置き、〈結界〉の効果で《粛声の竜賢姫サフィラ》のサーチ、〈サフィラ〉の効果で儀式モンスターを手札に加えながら、墓地効果で儀式召喚が行えます。
さらに、《粛声の祈り手ロー》はこのカード1枚で儀式召喚に必要なモンスターのリリースを賄うことができるので、〈ロー〉1枚から儀式召喚に繋げられる点が強みとなります。
〈サフィラ〉の効果で儀式召喚できるモンスターは「光属性のドラゴン族または戦士族」のモンスターのため、採用される儀式モンスターはそれらのモンスターになります。
〈粛声〉のモンスターである《粛声なる守護者ローガーディアン》は当然採用されるとして、儀式魔法である《粛声なる祈り》にカード名が書かれている《古聖戴サウラヴィス》も強力な効果を持っているので、よく採用されています。
儀式召喚をメインに展開するデッキなので、EXデッキに採用されるモンスターは召喚が容易いリンクモンスターが多くなっています。
特に儀式モンスターに関連する効果を持った《大儺主水》(ダイナ・モンド)は《粛声の祈り手ロー》の墓地の効果を活かして、相手ターンに妨害を行えるカード《粛声なる威光》を場に置くという展開ができるようになるので、優先して召喚されることが多いモンスターです。
2024年8月24日に発売された『デッキビルドパック-クロスオーバー・ブレイカーズ-』に収録された新テーマ〈竜華〉と組み合わせた【粛声竜華】というデッキが見かけられるようになりましたが、まだ研究段階で、定まったデッキ構築が無いので、これからの変化に期待できるデッキでもあります。
↓レシピ引用ポスト
M∀LICE デッキ
【M∀LICE(マリス)デッキ】は除外する効果を駆使してモンスターを展開し、リンク召喚に繋げる「サイバース族」のデッキです。
〈M∀LICE〉モンスターは全て、「除外された場合に、ライフポイントを払うことで自身を特殊召喚する」という効果を持ち、既にリンク素材になり墓地に送られた〈M∀LICE〉モンスターをカード効果で除外し、リンク値を伸ばすことができます。
〈M∀LICE〉魔法・罠カードも〈M∀LICE〉モンスターの除外時の効果を活かせるように、「カードを除外する効果」を持っているものがほとんどです。
フィールド魔法の《M∀LICE IN UNDERGROUND》(マリス イン アンダーグラウンド)は「発動時に手札、デッキ、墓地の〈M∀LICE〉モンスターを除外」できるので、好きな〈M∀LICE〉モンスターを除外し展開することができます。
3種の〈M∀LICE〉罠カードは「フィールドの〈M∀LICE〉モンスターを除外することで、セットしたターンでも発動できる」という効果を持っており、罠カードのタイムラグを補いつつ、除外したモンスターも帰ってくるので、無駄なく使うことができます。
3種の〈M∀LICE〉リンクモンスターも除外されたときに特殊召喚する効果を持ち、〈M∀LICE〉カードのサーチや妨害を行えるので、自分、相手ターン問わず活躍するカードが揃っています。
特に《M∀LICE〈Q〉WHITE BINDER》(マリス クイーン ホワイトバインダー)は「特殊召喚時にお互いの墓地のカードを3枚まで除外する」効果を持ち、墓地の〈M∀LICE〉モンスターを除外して展開補助を行うほか、相手の妨害を行うことができるので、出番の多いカードとなっています。
従来の「サイバース族」のデッキはカードを除外されることに弱く、それらの戦術を扱うデッキに対して強く出られませんでしたが、〈M∀LICE〉は除外を駆使して戦えるので、それらのデッキとも対等に戦える点が大きな強みとなります。
また、強力な妨害カードである《ディメンション・アトラクター》を採用できる点も強みとなってきます。
ただ、これまでに使われていた「サイバース族のリンクモンスター」は墓地にカードが無いと、効果を発揮できないモンスターが多いので、注意が必要です。
〈M∀LICE〉カードも〈ライゼオル〉や〈竜華〉と同じく発売されたばかりのカードなので、今後の研究次第でデッキが変化していくと思うので、期待しましょう。
↓レシピ引用ポスト
メメント デッキ
【メメントデッキ】はメメントモンスターを墓地に溜め、大型モンスターの《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》の召喚や《冥骸融合-メメント・フュージョン》による融合召喚を狙うデッキです。
《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》は「手札と墓地のメメントモンスター5種類をデッキに戻した場合のみ、特殊召喚できる」という召喚条件を持っています。
そのため、《メメント・エンウィッチ》《メメント・ダークソード》《メメント・シーホース》のような「デッキからメメントモンスターをサーチ」できるカードの効果を駆使して、メメントモンスターを手札、フィールド、墓地に呼び込んで召喚条件を整えます。
〈テクトリカ〉の召喚に成功した場合は、相手ターンで妨害できるカード《メメント・クレニアム・バースト》を場に出すことを狙います。
〈クレニアムバースト〉を場にそろえるには、一度墓地に落として《冥骸府ーメメントラン》というフィールド魔法から場に出すという手段を取ります。
その役割は融合モンスターの《冥骸王-メメントラン・テクトリカ》というカードが行います。
融合モンスターの〈テクトリカ〉は「融合召喚時にデッキ・EXデッキからメメントカードを3枚墓地に送る」効果と「墓地からこのカードを除外することで、《冥骸府ーメメントラン》をデッキから手札に加える」という2つの効果を持ち、EXデッキから2枚目の〈融合テクトリカ〉、デッキから〈クレニアム・バースト〉を墓地に送れば、条件を満たすことができるので、このカードの融合召喚をしっかり行いましょう。
《冥骸融合-メメント・フュージョン》は融合モンスターの〈テクトリカ〉を出すだけでなく、融合先のモンスターはなんでもいいため、《ガーディアン・キマイラ》のような相手のカードを破壊する効果を持ったモンスターを召喚することもできます。
また、墓地の効果も、自分フィールドのモンスターを破壊しながら〈メメント魔法・罠〉カードをサーチできるので、破壊されることで効果を発揮するメメントモンスターと相性が良いです。
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遊戯王Tier3のデッキレシピと特徴を紹介!
R-ACE デッキ
【R-ACE(レスキュー・エース)デッキ】は《R-ACEタービュランス》の効果で、〈R-ACE〉魔法・罠カードを構え、相手の妨害をしてゲームを有利に進めるデッキです。
《R-ACEタービュランス》はデッキから4枚まで〈R-ACE〉速攻魔法か通常罠カードを自分フィールド上にセットするという強力な効果を持っています。
〈R-ACE〉魔法・罠カードは自分の展開をサポートしたり、相手の妨害をしたりと様々な効果を持っており、〈タービュランス〉の効果を通すことがこのデッキに置いて、非常に重要な点となってきます。
〈タービュランス〉の召喚には墓地に〈R-ACE〉カードを2枚用意しつつ、このカード自体も手札に揃えなければならないので、他の〈R-ACE〉カードを使い、デッキからサーチする必要があります。
《R-ACEハイドラント》は〈R-ACE〉モンスターを手札に加える効果を持ち、《EMERGENCY!》はデッキから〈R-ACE〉モンスターを特殊召喚する効果を持っているので、初動カードとして使われます。
また、〈R-ACE〉魔法・罠カードは場に《R-ACEハイドラント》がいることで効果が強化、若しくは追加されるので、〈ハイドラント〉を場に残すことも重要になってきます。
他の〈R-ACE〉モンスターも「相手が効果を発動した時に効果を発揮するモンスター」が多いので、場に出しておくだけで相手に圧力をかけることができます。
また、〈ハイドラント〉がレベル1の炎属性モンスターなので、《原罪宝ースネークアイ》に対応しているため、〈罪宝〉カードをサーチできる《黒魔女ディアベルスター》や〈アザミナ〉カードを採用する場合が多いです。
それに加え、『デモンスミスギミック』を合わせた、【デモンスミスアザミナR-ACEデッキ】の使用率が高いようです。
↓レシピ引用ポスト
ユベル デッキ
【ユベルデッキ】は〈ユベル〉モンスターを中心とした、悪魔族のデッキです。
〈ユベル〉モンスターは攻撃力が0ですが、自身の効果や永続魔法の《ナイトメア・ペイン》の効果で「自分が受けるダメージを代わりに相手に与える」という戦法で相手のライフポイントを削ります。
〈ユベル〉モンスターや《サクリファイス・D・ロータス》《ヘルグレイブ・スクワーマー》のような〈ユベル〉に関連したモンスターは攻守0のカードが多く、それらのカードをサーチできたり、相性の良いカードも採用されています。
また、〈ユベル〉モンスターは「自身が破壊されることで効果を発動する」モンスターが多く、別の〈ユベル〉モンスターを展開したり、関連カードをサーチしたりできるので、「自分のモンスターを破壊する効果」を持ったカードも採用されています。
特に、融合モンスターの《ファントム・オブ・ユベル》は「相手がモンスター効果を発動した時、その効果を自分の〈ユベル〉モンスターを破壊する」という効果に変えることができるので、相手のカード効果を止めるだけでなく、自分のデッキの展開に繋げられるので、《ファントム・オブ・ユベル》の召喚を最初に狙う場合が多いです。
同じ悪魔族テーマであり、カードを破壊するという特徴を持つことから、〈破械〉のカードを組み合わせた【破械ユベル】のデッキタイプが多く使われていましたが、最近は〈デモンスミス〉も組み合わせた【デモンスミス破械ユベル】が多く見られるデッキタイプのようです。
〈デモンスミス〉も悪魔族のテーマなので、〈デモンスミス〉の展開だけでなく、《破械神王ヤマ》のリンク召喚に繋げられるので、非常に相性が良いです。
↓レシピ引用ポスト
ギミック・パペット デッキ
【ギミック・パペットデッキ】は〈ギミック・パペット〉エクシーズモンスターを駆使して、相手モンスターを破壊して効果ダメージを与える「バーン」を中心としたデッキです。
〈ギミック・パペット〉モンスターは全て「機械族」で統一されており、エクシーズモンスターは「相手フィールドのモンスターを破壊してその攻撃力分のダメージを与える」という効果を持ったモンスターが複数存在します。
それらのモンスター効果を使うことで、先行1ターン目に相手のライフポイントを0にすることも可能デッキとなっています。
メインデッキの〈ギミック・パペット〉モンスターはレベル4か8のモンスターが多く、テーマ内のエクシーズモンスターを召喚しやすいレベルになっています。
基本的には「ランク8」のエクシーズモンスターを展開するので、レベル8の〈ギミック・パペット〉モンスターを場に出す効果を持ったカードやレベル4の〈ギミック・パペット〉モンスターのレベルを変更し、「ランク8」のエクシーズ召喚をサポートするカードも存在します。
先行では相手モンスターがフィールドに存在しているケースは少ないので、「自分の墓地のモンスターを相手フィールドに特殊召喚する効果」を持ったカードを使い、破壊するモンスターを用意します。
特に、フィールド魔法の《地獄人形の館》は相手にモンスターを送り付けるだけでなく、〈ギミック・パペット〉モンスターをデッキからサーチしたり、「フィールド上の〈ギミック・パペット〉モンスターに効果耐性を付与」することができるので、非常に強力なカードとなっています。
ランク9の〈ギミック・パペット〉エクシーズモンスターは通常のエクシーズ召喚ではなく、〈RUM〉(ランクアップマジック)という魔法カードを使い召喚します。
《ギミック・パペット-ファンタジクス・マキナ》がその〈RUM〉をデッキからサーチできるので、最初にエクシーズ召喚される場合が多いです。
また、採用される〈RUM〉は《RUM-アージェント・カオス・フォース》場合が多く、理由としては「このカードが墓地にある時にランク5以上のエクシーズモンスターが召喚された場合、このカードを手札に加える」という効果を持っているので、1枚で2回分の「ランクアップ」を行える点が優れています。
さらに、〈ファンタジクス・マキナ〉も〈RUM〉魔法カードを墓地から回収する効果を持っているので、最高で「3回」のランクアップをすることができます。
↓レシピ引用ポスト
センチュリオン デッキ
【センチュリオンデッキ】は自分、相手ターンの両方でモンスターを展開し、シンクロ召喚を行うデッキです。
メインデッキの〈センチュリオン〉モンスターは共通効果として「お互いのメインフェイズにこのカードが永続罠扱いで魔法・罠ゾーンにある時、特殊召喚できる」という効果を持っており、相手のターンでもモンスターを展開することができます。
そして、フィールド魔法の《スタンドアップ・センチュリオン!》があると「モンスターが特殊召喚された場合、〈センチュリオン〉モンスターを含む自分のモンスターを使い、シンクロ召喚できる」ので、相手のターンでシンクロ召喚を行い、自分の盤面を強化することができます。
さらに、《スタンドアップ・センチュリオン!》は「このカードを発動したターンに手札を1枚墓地に送ることで、デッキから〈センチュリオン〉モンスターを永続罠扱いで場に出す」という効果も持っているので、展開補助と妨害の両方の役割を持つ重要なカードです。
引用:カードラッシュ |
シンクロモンスターは主に、レベル8と12のモンスターが採用され、テーマ内のシンクロモンスターだと自分のターンでは〈センチュリオン〉カードをサーチできる《騎士皇アークシーラ》相手ターンではモンスター破壊効果を持つ《騎士皇レガーティア》を召喚します。
《騎士皇プリメラプリムス》は〈センチュリオン〉のサポートカードである〈エンブレーマ〉カードをサーチできる他、お互いのフィールドのカードを1枚ずつ破壊するという除去効果も持っているので、どちらのターンで召喚しても良いでしょう。
その他のシンクロモンスターですが、《赤き竜》を採用している場合が多いです。
《赤き竜》は「自分フィールドのシンクロモンスターと同じレベルのドラゴン族シンクロモンスターをEXデッキから召喚する」効果を持っていて、《騎士皇アークシーラ》を指定すればレベル12のシンクロモンスターを場に出すことができるので、非常に強力です。
さらに、「シンクロ召喚扱いで特殊召喚する効果」なので、《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》や《スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン》のような「効果は強力だが、素材指定が難しくシンクロ召喚でしか特殊召喚できないモンスター」も場に出すことができるので、盤面をより強固にするために役立ちます。
〈センチュリオン〉には様々なデッキタイプがありましたが、2024年4月27日に発売されたパック『INFINITE FORBIDDEN』に収録された〈白き森〉というテーマと組み合わせた【白き森センチュリオン】が多く使用されているようです。
〈白き森〉もシンクロ召喚を行うテーマで、「光属性、魔法使い族」のモンスターをデッキからサーチできるカードがあるので、〈センチュリオン〉の初動カードである《重騎士プリメラ》にアクセスできる点が優れていて、相性が良かったようです。
↓レシピ引用ポスト
キマイラ デッキ
【キマイラデッキ】は悪魔族、獣族、幻想魔族の3種の種族のモンスターを中心に組まれた、融合召喚を得意としたデッキです。
融合召喚を行えるカードである《合成獣融合》(キマイラ・フュージョン)は「獣族、悪魔族モンスターを含む融合素材を墓地に送り、融合召喚を行う」というカードです。
条件を満たせば、自身の効果で墓地から回収することができ、「速攻魔法」なので相手のターンでも融合召喚を行うことができ、除去効果を持ったモンスターを出して、相手の動きの妨害をすることができます。
この《合成獣融合》を上手く使うために、いかにしてこのカードをサーチ、及び融合素材の確保をするかが重要なデッキとなります。
引用:カードラッシュ |
《合成獣融合》をサーチできるカードは《幻爪の王ガゼル》と《大翼のバフォメット》の2種類のカードが存在し、どちらも「召喚・特殊召喚時に《合成獣融合》をデッキから手札に加える」効果を持っており、これら2種のカードをいかにして召喚するかがカギになってきます。
また、この2枚は「融合素材になることで使用できる効果」を持っているので、その点も優れています。
融合召喚するモンスターは先行だと《幻獣王キマイラ》を召喚する場合が多く、「相手の手札をエンドフェイズに1枚墓地に送る」効果で次の相手の動きを抑制する働きがあります。
さらに、カード名を〈有翼幻獣キマイラ〉として扱う効果を持ち、後述の《ミラー ソードナイト》や《コーンフィールド コアトル》の効果の発動条件を満たすことができるので、さらなる妨害を行えるカードとなります。
《ミラー ソードナイト》と《コーンフィールド コアトル》は《合成獣融合》のカード名が記されたモンスターをデッキから特殊召喚、若しくは手札に加える効果を持っているので、〈ガゼル〉と〈バフォメット〉の2枚を展開することができます。
また、墓地に存在する時も「〈有翼幻獣キマイラ〉が存在する場合に相手のカード効果を無効にする」効果を持っているので、《幻獣王キマイラ》や《幻獣魔王バフォメット》などの「カード名を〈有翼幻獣キマイラ〉として扱う」効果を持ったモンスターを召喚しておくと、妨害カードとしても働きます。
《幻惑の見習い魔術師》(ナイトメア・アプレンティス)は「幻想魔族」のカードをデッキからサーチすることができるので、《ミラー ソードナイト》と《コーンフィールド コアトル》をサーチすることができます。
なので、初動カードにアクセスする手段が多く、安定した動きが行いやすいデッキとなります。
EXデッキのモンスターは《合成獣融合》で召喚できる融合モンスターが多く採用されています。
〈有翼幻獣キマイラ〉扱いになるモンスター達や、テーマ外だと、相手フィールドのカードを破壊できる《ガーディアン・キマイラ》や《マグナム・ザ・リリーバー》が良く採用されています。
また、《深淵の結界像》で相手の展開を抑制する盤面を作るために、〈結界像〉を墓地に送ることができる《永遠の淑女 ベアトリーチェ》や蘇生効果を持つ、《魔界特派員デスキャスター》の採用も多く見られます。
↓レシピ引用ポスト
破械 デッキ
【破械デッキ】はカードを破壊することで、モンスターを展開していくデッキです。
〈破械〉モンスターは全て「悪魔族」で統一されており、効果を発動すると「そのターン中悪魔族モンスターしか特殊召喚できない」という制約を持ったカードが多いので、デッキに採用されているモンスターはほぼ悪魔族になっています。
〈破械〉魔法・罠カードは「セットされたこのカードが破壊された場合、デッキから〈破械〉モンスターを特殊召喚する」という効果を持っているので、破壊効果を持った〈破械〉モンスターと組み合わせることで、展開札として使用できます。
また、魔法カードの《雙王の械》(そうおうのかせ)は破壊された時の効果だけでなく、普通に使用してもデッキから〈破械〉カードを手札に加えることができるので、初動カードとして優秀なカードとなります。
〈破械〉の下級モンスターは「自分フィールド上のカードを破壊する効果」と「自身以外の効果で破壊された場合、デッキから同名カード以外の〈破械〉モンスターを特殊召喚する効果」を持っていて、〈破械〉魔法・罠カードを破壊して展開のサポートを行ったり、自身が破壊された時の効果でも展開を行えたりするので、優秀な展開札となります。
召喚権を使わずに展開できる《破械童子アルハ》を多めに採用する場合が多いようです。
上級の〈破械〉モンスターは初動カードになる《破械神シャバラ》が多く採用されています。
その他は墓地から展開できる《破械神シュヤーマ》や相手のカードを破壊できる《雙極の破械神》と相手モンスターをリンク素材にできる《破械神の禍霊》が採用されています。
EXデッキの《破械》モンスターは「〈破械〉モンスターをサーチする効果」を持った《破械神王ヤマ》「相手モンスターをリンク素材にしてリンク召喚できる効果」を持った《破械神ラギア》と《破械神アルバ》「3つの効果のすべてがフィールドのカードを破壊する効果」である《破械雙王神ライゴウ》と除去能力に優れたカードが多く存在します。
特に《破械神ラギア》の効果は「相手ターンで発動する」ので、先行1ターン目に妨害カードとして構えられることが多いカードです。
テーマ外のカードは下級の〈破械〉モンスターをデッキから特殊召喚できる《魔界発現世行きデスガイド》や悪魔族モンスターを墓地に送ることができる《魔サイの戦士》、蘇生効果を持った《魔界特派員デスキャスター》や召喚条件に悪魔族が指定されている《DDD怒涛大王エグゼクティブシーザー》のような、強力な悪魔族モンスターが多く採用されています。
また、〈デモンスミス〉も悪魔族のため、採用されている場合がほとんどです。
↓レシピ引用ポスト
ラビュリンス デッキ
【ラビュリンスデッキ】は罠カードをメインに使い、ゲームを有利に進めていく「コントロール型」のデッキです。
〈ラビュリンス〉モンスターは通常罠カードに関する効果を持つカードが多く、大型モンスターの《白銀の城のラビュリンス》は「墓地から通常罠カードを自分フィールドにセットする効果」、《迷宮城の白銀姫》(レディ・オブ・ザ・ラビュリンス)は「通常罠カードが発動した時、デッキから新たな通常罠カードを自分フィールドにセットする効果」を持ち、罠カードを供給し続けて、ゲームを有利に進めることができます。
また、《白銀の城のラビュリンス》は「通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた時、相手のフィールドか手札のカードを1枚破壊する」という効果を持っているので、高い除去能力も兼ね備えています。
なので、基本的にこの2枚のカードをいかにして、場に出すかを考えるデッキとなります。
上記の2枚を場に出す手段として一番ポピュラーなのは、〈ラビュリンス〉罠カードの《ウェルカム・ラビュリンス》と《ビッグウェルカム・ラビュリンス》です。
《ウェルカム・ラビュリンス》はデッキから〈ラビュリンス〉モンスターを特殊召喚することができ、最上級モンスターの2枚も簡単に場に出すことができます。
《ビッグウェルカム・ラビュリンス》はデッキだけでなく、手札と墓地からも特殊召喚することができるカードで、《白銀の城のラビュリンス》がデッキにない場合でも召喚できるので、事故を防ぐことができます。
その代わり、モンスターの特殊召喚後に「自分フィールド上のモンスター1体を手札に戻さなければならない」ので、手札に戻す用のモンスターを用意しなければなりませんが、《白銀の城のラビュリンス》の③の効果を誘発できるので、メリットに変えることも可能です。
また、2枚とも墓地でも発動する効果があり、《ウェルカム・ラビュリンス》は「このカードを自分フィールドに再セットする効果」《ビッグウェルカム・ラビュリンス》は「フィールド上のモンスター1体を手札に戻す除去効果」を持っているので、このデッキのメインエンジンとして働く重要なカードになります。
上記の2枚の罠カードは下級の〈ラビュリンス〉モンスターでサーチすることができます。
《白銀の城の火吹炉》(ラビュリンス・ストービー)と《白銀の城の竜飾灯》(ラビュリンス・シャンドラ)は「手札から自身とカード1枚を墓地に送ることで、〈ラビュリンス〉魔法・罠カードを場にセットする」という効果を持っており、これらのカードと手札1枚があれば《ウェルカム・ラビュリンス》などをサーチすることができます。
他にも「召喚・特殊召喚時にデッキから〈ラビュリンス〉カードを1枚手札に加える効果」を持った《白銀の城の召使い アリアンナ》(ラビュリンス・サーバンツ アリアンナ)は罠カードだけでなく、上記の2枚も手札に加えることができるので、手札に応じて臨機応変にサーチ対象を変更できる点が優れています。
また、《迷宮城の白銀姫》は「〈ラビュリンス〉カードの効果、または通常罠カードが発動したターンに手札から特殊召喚できる」という効果を持っているので、基本的には〈火吹炉〉と〈竜飾灯〉で魔法・罠カード、〈アリアンナ〉で《迷宮城の白銀姫》をサーチ、という動きを行う場合が多いです。
その他のカードはフィールド魔法の《白銀の迷宮城》(ラビュリンス・ラビリンス)やモンスターカードの《白銀の城の狂時計》(ラビュリンス・クックロック)と《白銀の城の執事アリアス》(ラビュリンス・バトラー アリアス)の採用をよく見かけます。
《白銀の迷宮城》は「〈ウェルカム・ラビュリンス〉カードが発動した場合、その効果にフィールドのカード1枚を選んで破壊できるという効果を付与する」という珍しい効果を持っていて、〈ウェルカム・ラビュリンス〉カードを展開札としてだけでなく、除去札として使えるようになるので、あるとアドバンテージを稼ぎやすくなる優秀なカードです。
《白銀の城の狂時計》と《白銀の城の執事アリアス》は共に「セットされたターンでも通常罠カードを発動できる」という効果を持っていて、動きが低速になりがちな「罠中心のデッキ」の加速装置として使うことができるので、非常に優秀な効果を持っています。
特に〈アリアス〉は手札から罠カードをセットするという効果も一連の効果に記載されており、「相手のターンでも発動できる」効果のため、後攻0ターン目で相手の動きを罠カードで妨害することができるようになります。
通常罠に関連した効果を持つカードが多数採用されているため、当然罠カードも多く採用されています。
フィールド上のモンスターを全て裏向きにし、展開を止めることができる《魔砲戦機ダルマ・カルマ》や相手モンスターを破壊、若しくは除外できる《ドラグマ・パニッシュメント》や《天龍雪獄》(てんろうせつごく)など強力な除去効果を備えたカードの採用が多いです。
モンスターの除去は相手の動きの妨害だけでなく、〈火吹炉〉や〈竜飾灯〉の墓地からの自己蘇生効果や《白銀の迷宮城》のモンスター特殊召喚効果を誘発するので、自分のデッキの動きも補助してくれる点がこのデッキでは優れています。
EXデッキに採用されているモンスターは基本的には《強欲で金満な壺》のコストや《ドラグマ・パニッシュメント》の効果で墓地に送ることで効果を発揮するモンスターを採用しているので、場に出すことはあまりありませんが、
〈アリアンナ〉が2体並んだ時に召喚できるランク4のエクシーズモンスターや〈火吹炉〉とレベル8のモンスターでシンクロ召喚可能な《カオス・アンヘルー混沌の双翼ー》リンクモンスターの《魔界特派員デスキャスター》や《S:Pリトルナイト》など、召喚可能なモンスターもいくつか採用されています。
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炎王 デッキ
【炎王デッキ】は炎属性・獣、鳥獣、獣戦士族で統一されたテーマである〈炎王〉カードを中心に組まれた、「展開型」のデッキです。
〈炎王〉モンスターは「モンスターの破壊」をトリガーに効果を発揮するカードが多く、「モンスターを破壊する効果」と「破壊されたときにモンスターを特殊召喚する効果」の2種類の効果を持つモンスターが多く存在します。
これらの効果を上手く活用して、モンスターを展開し、リンク召喚などに繋げていくことがこのデッキの主な戦術となってきます。
初動カードとしてはモンスターカードの《炎王妃 ウルカニクス》やフィールド魔法の《炎王の孤島》など、「自分の手札フィールド上のモンスターを破壊」することで〈炎王〉モンスターを手札に加えたり、特殊召喚するカードが使われます。
なので、「破壊するカードがどのカードか」によってその後の展開も変わってくるので、対応力が必要なデッキとなります。
〈炎王〉の下級モンスターは〈ウルカニクス〉を除くと《真炎王 ポニクス》《炎王獣 ガネーシャ》《炎王獣 ハヌマーン》の3枚が良く採用されているカードとなります。
《真炎王 ポニクス》は「召喚・特殊召喚した場合、デッキから〈炎王〉魔法・罠カードを手札に加える」という効果を持っていて、《炎王の孤島》をサーチすることができます。
ただ、《炎王の孤島》は後述の《炎王の聖域》の効果でフィールドに出す場合がほとんどなので、〈ポニクス〉では基本的に〈聖域〉をサーチします。
《炎王獣 ガネーシャ》と《炎王獣 ハヌマーン》の2枚はそれぞれ「モンスター効果と魔法・罠カードの効果を無効にして破壊する」という効果を持っているので、相手への妨害札として役に立ちます。
また、〈ガネーシャ〉は「破壊された場合にモンスターを特殊召喚する」効果も持つため、展開札としても使われることもあります。
〈炎王〉の最上級モンスターは2種の〈ガルドニクス〉モンスター《炎王神獣 ガルドニクス》と《聖炎王 ガルドニクス》の2枚と《炎王神獣 キリン》の計3枚の採用が多く見られます。(最上級モンスターは3種しかいないので全採用ですね)
《炎王神獣 キリン》は「お互いのメインフェイズに炎属性モンスターを破壊して、特殊召喚する効果」と「このカードが破壊された場合、〈炎王〉モンスターを特殊召喚し、フィールドのカード1枚を破壊できる効果」の2種の強力な効果を持っています。
①の効果はスペルスピード2の効果のため、〈ポニクス〉や〈ウルカニクス〉の召喚時の効果に対して《エフェクト・ヴェーラー》や《無限泡影》を発動された場合、〈ポニクス〉〈ウルカニクス〉を破壊して、無効効果を回避しながら〈キリン〉を場に出すことができるので、非常に優秀な効果となります。
②の効果は自分のモンスターを展開するだけでなく、相手のカードも破壊することができるので、攻防一体の強力な効果となります。
《聖炎王 ガルドニクス》は召喚時に「自分のモンスターを破壊する」という多くの〈炎王〉モンスターと類似した効果を持ちますが、このカードは「デッキのモンスターも破壊できる」ので、自分の破壊したいカードを確実に選択できるので、優秀な効果です。
《炎王神獣 ガルドニクス》は〈ウルカニクス〉の②の効果でデッキから特殊召喚できるので、1枚は採用されているようです。
〈炎王〉魔法・罠カードは《炎王の孤島》をサーチできる永続魔法の《炎王の聖域》と相手のフィールドのカードを破壊できる速攻魔法《炎王神天焼》の採用が多く見られます。
《炎王の聖域》はサーチ効果だけでなく、《炎王の孤島》を破壊から守れたり、相手の特殊召喚に呼応してエクシーズ召喚を行う効果を持っており、展開、妨害両方の役割を果たすことができます。
《炎王神天焼》は自分の〈炎王〉モンスターと相手フィールドのカードを同じ枚数破壊する効果で、除去を行いつつ〈炎王〉モンスターの効果を誘発させることができるので、非常に優秀な除去カードとなります。
EXデッキに採用されているモンスターは《炎王の聖域》の効果でエクシーズ召喚できる《炎王神 ガルドニクス・エタニティ》や《賜炎の咎姫》《揚陸群艦アンブロエール》のような炎属性のリンクモンスターが多く採用されています。
【炎王デッキ】は同じ炎属性のテーマで、カード効果のシナジーもある〈スネークアイ〉と組み合わされる場合が多く、【炎王スネークアイデッキ】としての使用率が多いようです。
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まとめ
『遊戯王OCG』の環境デッキについてご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか?
現在は新弾の『クロスオーバー・ブレイカーズ』に収録された〈ライゼオル〉と〈M∀LICE〉が大会でも結果を残しており、使用率が上がっているほか、10月のリミットレギュレーションの更新など、非常に環境が変動する時期となっております。
また、先日遊戯王の看板といえる大人気モンスター「ブルーアイズ」の新たなストラクチャーデッキが発売されたので、こちらも環境に食い込んでくるか楽しみですね。
最近は優秀な汎用カードの再録も多く、公式Discordサーバーで周りに対戦相手がいないという方でもリモートデュエルを行うことができるので、
気に入ったデッキがございましたら、実際に組んで対戦してみてはいかがでしょうか?
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
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