パオジアンデッキの回し方を徹底解説!弱点と注意点は?デッキレシピや主要カードも紹介!
『ポケモンカードゲーム』のデッキの1つである【パオジアンexデッキ】
「ポケモンカード」が『スカーレット&バイオレット』に移り変わってから、長らく活躍し続けているデッキの1つです。
この記事では、そんな【パオジアンexデッキ】の回し方や主要カード、デッキレシピや注意点など、デッキを使用するにあたって必要になる様々な情報をご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
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パオジアンデッキの回し方を徹底解説!
それでは早速、【パオジアンexデッキ】の基本的な動き、デッキの回し方について解説していきたいと思います。
序盤でセグレイブを展開する
【パオジアンexデッキ】は場に大量の水エネルギーを用意する必要があります。
そこで、「自分の手札から好きなだけ水エネルギーを付けることができる」特性【きょくていおん】を持った『セグレイブ』をいち早く展開する必要が出てきます。
『セグレイブ』は進化ポケモンのため、まず、進化元の『セビエ』を場に出し、次のターンに進化させることが理想となります。
2進化ポケモンのため、普通に進化させると、『セビエ』→『セゴール』→『セグレイブ』と2ターンかかってしまいますが、「トレーナーカード」の『ふしぎなアメ』を使用すれば、『セゴール』を飛ばして『セグレイブ』に進化させることができるため、より早く攻撃準備を整えられるので、おススメの方法となっています。
特性を使ってエネルギーを回収
『セグレイブ』の準備が整っても、肝心の「水エネルギーカード」が手札にないと「きょくていおん」を活かすことができません。
しかし、『パオジアンex』の特性【わななくれいき】でデッキから水エネルギーを手札に加えられるため、『パオジアンex』と『セグレイブ』の2枚が揃えば、このデッキの基本的な動きをすることができます。
上記の2枚のほかにも『かがやくゲッコウガ』の特性【かくしふだ】や『ビーダル』の特性【はたらくまえば】のような手札を増強できるカードも存在するので、それらを活かして、必要な数の水エネルギーを用意するようにしましょう。
アタッカーの攻撃で相手を倒していく
攻撃準備が整ったら、『パオジアンex』の技【ヘイルブレード】で相手のポケモンを一撃で倒してサイドカードを取っていきます。
ただ、「ヘイルブレード」はエネルギーをトラッシュしないとダメージを与えられないので、ダメージを大きく受けたポケモンや進化前のHPの低いポケモンに対しては、他のアタッカーを使用してエネルギーを節約することも大事です。
特に『テツノカイナex』の技【ごっつあんプリファイ】は「この技でポケモンをきぜつさせるとサイドを1枚多く取る」という効果のため、低HPのポケモンがバトル場に出ていた場合、バトル場に出す優先度が高いポケモンとなります。
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パオジアンデッキとは?
パオジアンデッキの特徴
【パオジアンexデッキ】は『パオジアンex』の技で序盤から高ダメージを相手のポケモンに与え、サイドカードを早く取って勝利する「速攻型」のデッキです。
デッキ名にも使われている『パオジアンex』は技【ヘイルブレード】で場の水エネルギーをトラッシュして、その枚数×60のダメージを相手のポケモンに与えることができます。
『パオジアンex』はたねポケモンなので、「ヘイルブレード」を上手く使えば、序盤からガンガン相手のポケモンを倒すことが可能です。
また、特性の【わななくれいき】はデッキから「水エネルギー」を2枚まで手札に加える効果なので、「ヘイルブレード」の発動エネルギーを自分で満たすことができるので、非常に扱いやすいカードとなります。
ただ、エネルギーカードは通常1ターンに1枚しか付けることができないので、『セグレイブ』などの「エネルギーカードをポケモンに付けるカード」を駆使して、ダメージを大きく与えられるようにします。
しかし、「ヘイルブレード」を使うたびにエネルギーカードを消費してしまうため、トラッシュからエネルギーカードを回収できる『スーパーエネルギー回収』などを使い、上手くエネルギーカードを毎ターン供給することが重要になっています。
パオジアンデッキのレシピサンプル
ここでは、【パオジアンexデッキ】のサンプルレシピを掲載しています。
直近で開催された「シティリーグ」で入賞を果たしたレシピなので、どうぞご参考になさってください。
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こちらのデッキは『オリジンパルキアVSTER』を組み合わせたレシピとなっています。
トラッシュから水エネルギーを回収できるので、『パオジアンex』の技「ヘイルブレード」を使いやすくなる構築です。
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こちらは『カイオーガ』を採用したレシピとなります。
『カイオーガ』の技【ダイナミックウェーブ】はベンチのポケモンにダメージを与えることができるので、相手のポケモンをきぜつさせやすい技です。
さらに、「ダイナミックウェーブ」は使用時にエネルギーカードを3枚手札に戻すので、『カイオーガ』がきぜつさせられたとしても、後続のポケモンにエネルギーを用意することができます。
また、『テツノカイナex』が採用されているため、雷エネルギーも1枚採用されています。
10/14(月)ブックエースTSUTAYA(茨城)ベスト8
こちらのデッキも『カイオーガ』と『テツノカイナex』が採用されているほか、『ネオラントV』も採用されています。
『ネオラントV』は特性で好きなサポートカードをデッキから手札に加えることができるので、安定した動きが行いやすくなるカードです。
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パオジアンデッキの主要カードは?
ここでは、【パオジアンexデッキ】の主要カードをいくつかご紹介いたします。
カードの特徴や採用理由も含めて、記述していきますので、どうぞご覧ください。
パオジアンex
【パオジアンexデッキ】のデッキ名にも使われているカードである『パオジアンex』です。
特性【わななくれいき】で水エネルギーをサーチし、技【ヘイルブレード】で相手のポケモンを倒すなど、大きな役割を持ったカードです。
たねポケモンなので、『ネストボール』で場に出すことができるので、採用枚数を抑えることができ、その分をデッキを回すためのカードに割ける点も強力です。
セグレイブ
『パオジアンex』に匹敵するほど重要なカードがこの『セグレイブ』になります。
特性の【きょくていおん】は「場のポケモンに好きなだけ水エネルギーを付ける効果」を持っており、【パオジアンexデッキ】において、場にエネルギーを出すための手段として最も適したカードとなります。
2進化ポケモンなので、進化前の『セビエ』と『セゴール』から順番に場に出す必要があるので、時間がかかってしまいますが、たいていの場合「トレーナーカード」の『ふしぎなアメ』を使用して『セビエ』からいきなり『セグレイブ』に進化させることが多いです。
かがやくゲッコウガ
『かがやくゲッコウガ』は特性【かくしふだ】で手札を補強する役割を持ったカードです。
エネルギーカードを捨てることで2枚ドローできるため、『パオジアンex』や『セグレイブ』にアクセスするカードを引き込みやすくなります。
手札のエネルギーカードが減ってしまうのは、少し相性が悪いですが、トラッシュからエネルギーカードを回収できるカードを使用すれば、デメリットをうまく利用することもできます。
いろんなデッキで使われるカードですが、このデッキは水エネルギーを採用しているので、技の【げっこうしゅりけん】を使用して、相手のベンチのポケモンにダメージを与えることができるので、アタッカーとしても活躍します。
ネオラントV
『ネオラントV』はサポートカードを手札に加える特性の【ルミナスサイン】を持っているカードです。
「サポートカード」ならなんでも手札に加えられるので、状況に応じたカードを選ぶことができる点が優れています。
ただ、「手札から場に出した時のみ発動する効果」のため『ネストボール』などでデッキから直接場に出したときは使えないので注意しましょう。
『かがやくゲッコウガ』と同じく様々なデッキに採用されるカードですが、こちらも水エネルギーを必要とする技【アクアリターン】を持っているため、ダメージソースとしても活躍することがあります。
テツノカイナex
『テツノカイナex』は様々なデッキに採用されるアタッカーのカードです。
技【ごっつあんプリファイ】で相手のポケモンをきぜつさせると、サイドカードを1枚多く取ることができるため、主に育ち切っていないたねポケモンを倒すことを狙います。
「ごっつあんプリファイ」を使うためには雷エネルギーとその他のエネルギー3枚の計4枚が必要ですが、『セグレイブ』の「きょくていおん」で水エネルギーは好きなだけ付けられるため、すぐに技を発動することも可能です。
オリジンパルキアVSTAR
『オリジンパルキアVSTER』はトラッシュから水エネルギーを再利用する効果を持ったカードです。
特性の【スターポータル】は「トラッシュから水エネルギーを3枚まで自分の水ポケモンに付けることができる」ので、「ヘイルブレード」や「かくしふだ」などでトラッシュしたエネルギーを有効に使うことができます。
強力な特性ですが、「VSTERパワー」なので、一度しか使えない点は注意しましょう。
アタッカーとしても活躍できるカードで、技【あくうのうねり】は基本ダメージ60に加え、お互いのベンチのポケモンの数×20のダメージを追加する技で、ベンチのポケモンが多いときは高ダメージを狙えます。
また、進化元の『オリジンパルキアV』も【ハイドロブレイク】という200ダメージを与える技を持っているので、進化しなくても役割を持てるカードとなっています。
スーパーエネルギー回収
『スーパーエネルギー回収』は名前の通り「トラッシュからエネルギーカードを回収する効果」を持ったカードです。
手札を2枚トラッシュしなければなりませんが、最大で4枚のエネルギーカードを手札に戻せるので、このカード1枚で「ヘイルブレード」のダメージで240点を叩き出すことができます。
『セグレイブ』の「きょくていおん」で回収したエネルギーはすぐに使うことができるので、ほとんどの構築で4枚採用されるカードです。
ふしぎなアメ
『ふしぎなアメ』は「2進化ポケモン」をいち早く場に出すために使われるカードです。
このデッキでは主に『セビエ』から直接『セグレイブ』に進化される目的で使用されるので、非常に重要なカードとなります。
ただ、あくまで「進化を1段階飛ばす」という効果なので、場に出したばかりの『セビエ』をそのターンに『セグレイブ』に進化させることはできないので、注意しましょう。
ネストボール
『ネストボール』はデッキからたねポケモンを直接ベンチに出す効果を持ったカードです。
デッキの核になるカードである『パオジアンex』や『セグレイブ』の進化前の『セビエ』などをサーチできるので、非常に重要な役割を持ったカードです。
他にも、『かがやくゲッコウガ』や『ビーダル』の進化前の『ビッパ』などのデッキを回すためのカードや、『テツノカイナex』などのアタッカーを呼ぶなど、状況に応じて必要なたねポケモンをサーチできるので、ほとんどのデッキで4枚採用されています。
ただ、デッキから直接場にポケモンを出すため、『ネオラントV』のような手札から場に出さないと発動できない特性を持ったカードは選ばないようにしましょう。
なかよしポフィン
『なかよしポフィン』は『ネストボール』と同じくデッキからたねポケモンを直接場に出す効果を持ったカードです。
対象のポケモンは「HPが70以下」のポケモンなので、『パオジアンex』のような大型のたねポケモンは出せませんが、最大で2体のポケモンを展開できるため、『セビエ』や『ビッパ』のような攻撃と補助を行うカードを両方出せるため、ゲームの展開を早く進めることができる、優秀なカードとなります。
大地の器
『大地の器』はエネルギーカードをサーチすることができるカードです。
『パオジアンex』の「わななくれいき」も合わせると4枚の水エネルギーを手札に加えることができるので、与ダメージを増やすことに貢献できるカードとなります。
また、サーチできるエネルギーが水エネルギー限定ではないので、『テツノカイナex』の必要な雷エネルギーもサーチできるので、この点も優秀です。
すごいつりざお
『すごいつりざお』はトラッシュにあるカードをデッキに戻す効果を持ったカードです。
基本的にはデッキのエネルギーカードが枯渇した場合、「わななくれいき」が使えなくなってしまうので、それを補助する役割で使用されます。
また、LOデッキ(デッキ切れを狙うデッキ)と対戦する場合、『パオジアンex』のような必須カードがトラッシュされてしまった場合の保険にもなるカードです。
カイ
『カイ』は水ポケモンとグッズの「トレーナーカード」をサーチする効果を持ったカードです。
このデッキではかなり重要な役割を持ったカードで『セグレイブ』や『オリジンパルキアVSTER』のような、進化ポケモンと同時に『ふしぎなアメ』もサーチできるので、『セグレイブ』の運用がかなり行いやすくなるカードです。
当然、他の水ポケモンやグッズもサーチできるので、ほぼ腐ることが無い優秀なカードとなっています。
『ネオラントV』でサーチするサポートカードも、たいていの場合このカードになります。
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パオジアンデッキの弱点と注意点は?
ここまで、【パオジアンexデッキ】の特徴や回し方について紹介してまいりましたが、弱点と注意点も解説していこうと思います。
LOデッキとの相性が悪い
LOデッキ(ライブラリアウトデッキ)は「相手のデッキを0枚にして勝利を目指すデッキ」です。
こちらのデッキの上から数枚をトラッシュしたり、手札にある有用なカードを捨てさせられたりするので、『パオジアンex』などの主要カードや、エネルギーカードを大量にトラッシュに送られてしまう場合があるので、デッキの動きを通せなくなってしまいます。
また、バトル場に出てくるポケモンも「exポケモン」でないポケモンがほとんどなので、サイドカードが取りにくく持久戦になりがちなので、攻撃の度にエネルギーカードをトラッシュしてしまう、『パオジアンex』との相性も悪いです。
なお、環境にいるLOデッキは【カビゴンLO】というもので、このデッキはカードをトラッシュするのではなく、『カビゴン』の特性【とおせんぼ】によりバトル場のポケモンを固定して、相手の動きを阻害しながらゆっくりとデッキ切れを狙うデッキとなっています。
手札干渉系のカードに弱い
デッキの性質上エネルギーカードをカードの効果でうまくやりくりしなければならないので、手札に干渉するカードに弱いという弱点もあります。
環境デッキで採用されるカードだと『ビワ』などで『スーパーエネルギー回収』のようなエネルギーを回収するカードを使う前に捨てさせられたり、手札を全てデッキに戻してサイドカードの枚数だけ新たにドローする『ナンジャモ』で必要なカードをデッキに戻されたりすると、行うはずだった動きができなくなるので、注意が必要です。
特性を無効にするカードに弱い
このデッキは『パオジアンex』と『セグレイブ』など、ポケモンの特性を多く使用するデッキなので、特性を無効化するカードを使われると、かなり辛くなります。
たねポケモンの特性を全て使えなくする『クレッフィ』やダメージを受けているポケモンの特性を使えなくする『ディンルーex』がそれに該当します。
特に『クレッフィ』がバトル場にいると『パオジアンex』で水エネルギーをサーチできなくなるので、最初のターンに出されていると非常に厄介なカードとなります。
ダメージを受けなくなる特性も注意が必要
ポケモンの特性には、特定のポケモンからダメージを受けなくなるというものもあります。
環境デッキで採用されるカードだと「ポケモンV・exからダメージを受けなくなる」特性【しんぴのまもり】を持った『ミミッキュ』や「特性を持ったポケモンからダメージを受けなくなる」特性【いしずえのかまえ】を持った『オーガポン いしずえのめんex』などが存在します。
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パオジアンデッキ回し方について知恵袋などによくある質問
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まとめ
【パオジアンexデッキ】について解説してまいりましたが、いかがでしたでしょうか?
このデッキは『スカーレット&バイオレットシリーズ』から登場したデッキの中では、初登場から現在に至るまで、長らく環境で活躍しているデッキの1つで、その実績から強力なデッキであることがわかります。
最近では『バトルマスターデッキ』という構築済みデッキの商品で【リザードンexデッキ】と共に販売されているので、作成しやすいデッキとなりました。
デッキセットに必要なカードはほとんど収録されているので、【パオジアンexデッキ】をまだ使ったことがないという方は『バトルマスターデッキ』を購入して遊んでみてください。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
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