ポケモンカードの10年後は？寝かせるとバブル崩壊するのか高騰するのか予想を解説

手に入れろ！　未来のレジェンドカード！！　10年後も価値のあるカードとは？

空前のポケモンカードバブルも概ね落ち着きを見せ始める今日この頃。

手元にあるコレクションを売ってしまうべきか否か、迷っていらっしゃるユーザーの皆様も多いのではないでしょうか。

『売らずに保管しておけば、もっと価値が高くなるかもしれない！』

『だけど、時機を逃して買取価格が下がってしまうのは怖い・・・・』

なんて堂々巡りする思考にいつしか疲れ果てて、もう何も考えたくなくなってしまいますよね。

そこで今回はポケモンカードを手放すか否か、板挟みに悩んでいるユーザーの皆様に向けて、

について確認していきましょう。

ポケモンカードの10年後の予想

ポケモンカードは高騰する？

元々の希少価値の高いカードであれば、更に年月を経て年代的な価値も蓄積していった場合、10年後に高騰している可能性は十分にあり得ます。

では希少価値の高いカードとはいったい何なのかと言えば、限定配布されたカードなど市場での流通量が極端に少ないものが例として挙げられます。

実際に2024年4月現在時点で、ポケモンカードも含めた様々なトレーディングカードゲームが存在する中、それぞれの高額なカードとしてランキング上位に名を連ねているのはどれも大会の賞品などとして配布された希少な限定カードばかりです。

しかもその限定カードの多くに、それぞれ20年以上の歴史を持っている各コンテンツの発売初期からのカードも含まれていることを考えると、年月を経てもなお価値を見出され続けていることが分かります。

ポケモンカード151のように暴落する可能性も？

ポケモンカードの取引価格がどこまで下落するのかを考える際の1つの基準として、トレーディングカードの販売価格に対する買取価格は50％前後であると言われています。

この基準から見た場合、2024年4月現在時点で、ポケモンカード151の収録カードはどれも買取価格が販売価格の50％ほどを維持しており、適正な取引価格で推移していると言えるでしょう。

また、ポケモンカード151と同様に現在販売されている多くのポケモンカードの取引価格も、適正な価格帯に落ち着きつつあるのが現状です。

発売して間もないパックのカードのであれば、その流通量の少なさゆえに一時的な高騰も見られますが、カードショップの在庫数が安定してくるにつれて基準の50％に近づいていくでしょう。

確かに、数か月前までのバブルの時期と比較すれば取引価格が大きく下落したことは暴落と言えるかもしれませんが、実際のところは適正な基準に戻っただけだったりします。

ですのでこの先ポケモンカード自体の、あるいはトレーディングカードゲームというコンテンツ全体の人気が著しく低迷でもしない限り、今以上の大幅な値下がりが起こる可能性は低いでしょう。

ポケモンカードバブルは崩壊する？

結論から申し上げますと、崩壊するでしょう。

バブルは弾けるからこそ、その名に由縁があるのです。

事実、2024年4月現在時点でもすでに崩壊の兆しを見せ始めており、ポケモンカード全体の取引価格の水準が下がってきています。

参考として、以下のグラフはポケモンカードのファンサイト「みんなのポケカ相場」様に掲載されている、美品であることを条件とした取引価格相場の推移を表したものになります。

グラフより2023年の6月頃をピークに取引価格が下降していることが読み取れますね。

ただし決して取り違えてはいけないことは、バブルの崩壊による暴落は一般的なそれとは意味が大きく異なるということです。

そもそもバブルとは本来の価値以上に資産価値が高騰し、伴ってあらゆるモノやサービスの値段も、文字通り泡のごとくふくれ上がった経済状態を意味します。

この際の、あくまで”本来の価値以上に”というところがミソであって、バブルの崩壊とはそれすなわち、モノの価格が適正に戻るということなのです。

バブル崩壊という言葉のインパクトが先行しすぎて、あたかもポケモンカードの価値が無くなったようにとらえられがちですが、決してそのようなことはないため、度を越えて悲観的になるのはいただけません。

ポケモンカードのブームは終わりなのか、こちらの記事で考察しましたのでご参考にしてください。

ポケモンカードのboxを売るタイミングは？

重要なポイントは、”手に入りづらくなったタイミングで売る”ということです。

現在販売されているポケモンカードのBOXを売ろうとする場合、カードショップの提示している買取価格は、特段人気が高いパックでもない限りは、発売日が近いものほど安くメーカー希望小売価格を下回るものも多くなっています。

しかし、そのBOXが発売されてから月日が経っていたとしたら、ひいては絶版になったとしたらどうでしょうか。

過去に発売されてきたポケモンカードのBOXの買取価格を確認すると、古いパックほど高騰しやすくなっており、絶版ともなればさらに買取価格が跳ね上がる傾向にあります。

ポケモンカードバブルが落ち着いたことでBOX自体の買取価格も適正に戻り、販売中のパックの買取価格が大きく高騰するような事態もあまり考えられないため、少しでもBOXを高く売りたいのであれば、そのパックが絶版になるまで待つことをおすすめいたします。

未開封BOXやパックを入手したら開封する？寝かせる？

BOXであれば収録パックが絶版になるまで待つことにより、買い取ってもらう際に価格が上がっている可能性があります。

パックの場合は、数パック程度では単価が低くなるため、よほど人気の高いパックでもなければ寝かせても旨味は薄いと言えるでしょう。

どちらにせよ、すでにバブルが収束しつつある現状ではこれ以上極端に取引価格が下がることはないと思われるため、寝かせること自体が不利益になる可能性は低いです。

ですので、とりあえず絶版になるまで取っておいて、それからしばらくしても価格があまり伸びないようであれば売ってしまう、反対に価格が高騰するようであれば更に寝かせるべきか検討するというように、絶版後の価格の動向を見つつ判断していきましょう。

ポケモンカードを寝かす際のメリット・デメリットは

ポケモンカードを寝かす際のメリットとデメリットを解説します！

メリット

価格の高騰が期待できる

元々のコレクション価値の高いカードは年数を重ねるごとに価値が高まっていき、将来買い取ってもらう場合に大きな利益を得られる可能性があります。

コレクションとして楽しめる

保管している期間中は、ディスプレイしておくなど一般的なコレクションアイテムと同様に楽しむことができます。

ただし、ケースに入れたり小まめに掃除をしたりするなど、個々のアイテムの劣化を防ぐよう対策しましょう。

デメリット

人気の移り変わりの問題がある

ポケモンカード自体の、あるいはトレーディングカードゲームというコンテンツ全体の人気が著しく低迷した場合、現状の適正な取引価格が保たれなくなり下落する可能性があります。

保管しておく環境に苦労する

価値の高騰を待つ場合には基本的に年単位での保管が必須であり、その期間中は湿気やカビ、色褪せ、日焼け、臭い移りなど、カードの価値を下げる原因の対策に気を使います。

また未開封のBOXを保管しておく場合は、表面を覆っているシュリンクが破れたりヨレたりしないよう注意しましょう。

シュリンクとは

シュリンクとは新品のカードBOXにかけられているビニール製のフィルムのことで、その商品が未開封であることの一種の証明として扱われてきました。

しかし最近は、開封してからシュリンクを張りなおすことで新品と偽って販売する悪徳な事業者が増えているため、シュリンクの状態が悪いと買い取ってもらう際に疑われるタネになりかねません。

10年後高騰しそうなカードは？

10年後もポケモンカードが人気を保ち続けているのであれば、現状でコレクションアイテムとして高騰しているカードは、年月を経て更に価値を積み重ねている可能性が高いと言えるでしょう。

例として、2024年4月現在時点で発売から30年近くが経過してもなお高額で取引されているコンテンツ発売初期のカードや、各種公式大会およびキャンペーンのために限定配布された希少性の高いプロモーションカードなどが挙げられます。

ポケモンカードの10年前のカードは買取してくれるの？

2024年4月現在時点でポケモンカードが発売されて30年近く経過しているにもかかわらず、コンテンツ発売初期のカードに高値が付けられ取引されている以上、相応の価値があるカードであれば10年経過していても買取はしてもらえるでしょう。

ただし、それはあくまでも10年後に現状の適正価格が保たれている場合の話であり、将来ポケモンカードの人気の低迷などによりコンテンツ全体の価値が下落し、買取値が付かなくなる可能性も無くはありません。

とは言え、すでに20年以上の販売実績を持つコンテンツがいくつも存在しているのが、この日本のトレーディングカードゲーム界隈です。

今やそれらの人気は世界にも広がり、この時も多くのファンを獲得し続けています。

その熱が簡単に収まるとお思いですか？

ポケモンカード10年後について知恵袋などによくある質問

まとめ

ポケモンカードは人気の高いコンテンツであり、現状でコレクション価値の高いカードは10年後に更に高額で取引される見込みありです。

もちろん、ポケモンカードバブル崩壊のような価格の暴落も懸念されますが、実際のところは異常に高騰した価格が適正に戻っただけであり、それ以上の大幅な取引価格の下落が起こる可能性は低いと思われます。

なお、10年後もポケモンカードが現在と変わらず価値を保っているかどうかについてですが、さすがにこればかりは誰にも予測ができません。

しかし2024年4月現在時点で、ポケモンカードも含めてすでに20年以上の歴史を持つトレーディングカードゲームがいくつも存在していることを思えば、よほどのことがない限りコンテンツの人気が大きく衰退することは考えにくいと言えるでしょう。

また、ポケモンカードのBOXやパックを入手した際に、開封せずに寝かせておくという判断は十分アリです。

手に入りづらくなったパックは価格が高騰しやすい傾向があるため、目安としてひとまずはパックが絶版になるまで保管しておき、絶版後の買取価格の動向を見て売るなり更に寝かせるなりの判断をすると良いでしょう。