ロストバレット優勝レシピを紹介！デッキの概要と回し方は？対策方法についても解説！

大会で活躍する人気のデッキを、自分も使ってみたいと思うことはありませんか？

ですが、デッキの内容や使い方を知らなければ、必要なカードも揃えられず、思い通りに操ることはできません。

この記事では、

などについて解説します。

ロストバレットは「キュワワー」「ヤミラミ」などのロストゾーンに関連するカードを駆使し、複数のアタッカーで戦うデッキです。

派生デッキの種類も多く、長い期間にわたって環境デッキの1つとして活躍しています。

この記事を読み、ロストバレットの知識を深めて、ポケモンカードを楽しむ参考にして下さいね。

ロストバレット優勝レシピを紹介！

ロストバレットがどんなデッキか知るには、実際に見るのが一番です。

最近の大会で活躍したロストバレットの優勝レシピを、画像で紹介します。

ロストバレットのイメージがつかない方や、デッキ構築に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

2024/6/30（日）：ジムバトル カードシークレットCard Secret 池袋

このデッキの特徴は「キチキギス」と「ジェットエネルギー」です。

キチキギス

特性「さかてにとる」は手札補充効果があり、「かがやくゲッコウガ」がない時の代わりになります。
ワザ「クルーエルアロー」はベンチのポケモンにもダメージを与えることができ、「ヤミラミ」と同じく勝利を決めるフィニッシャーの役割も担えます。

ジェットエネルギー

ベンチポケモンをバトルポケモンと入れ替える効果があります。
「ポケモンいれかえ」「いれかえカート」が手元にない時でも、「キュワワー」の特性を使い回せるため、デッキの安定性を高めることができます。

2024/6/29（土）：トレーナーズリーグ ミント吉祥寺店

このデッキでは、「ボウルタウン」を2枚、「緊急ボード」も3枚採用することで、「キュワワー」の特性をより使いやすくしています。

ボウルタウン

自分の番に山札からたねポケモンを1枚選び、ベンチに出せます。
デッキの軸である「キュワワー」はもちろん、他のたねポケモンもサーチできる点が強みです。

緊急ボード

にげるエネルギーが1個の場合、このカードを使うことで、エネルギーなしで逃げられるようになります。
「いれかえカート」「ポケモンいれかえ」と同じくベンチとバトル場のポケモンを入れ替えたい時に有効です。

2024/6/29（土）：ブックオフ 1号四日市日永店

こちらのデッキは「ポケストップ」で豊富なグッズが手元に来やすいことが特徴で、「シェイミV」の採用により終盤の戦いにも有利となっています。

ポケストップ

山札の上から３枚をトラッシュし、その中のグッズを手札に加えます。
「すごいつりざお」があれば、トラッシュのカードも回収できるため、合わせて使うとより効果を発揮します。

シェイミV

「リベンジバースト」は相手がサイドをとるほどダメージを与えられ、終盤の局面に強さを発揮します。
ワザのためのエネルギーが少ない点も魅力です。

ロストバレットとは？

数々の大会で好成績を収めているロストバレット。

どのようなデッキで、どうやって使われているか知ることで、よりバトルの戦略が広がります。

ロストバレットについて、

この2点を解説します。

ロストバレットのデッキ概要

ロストバレットとは、「ロスト」と「バレット」、2つの意味が合わさった言葉です。

「ロストギミックを利用した、複数のアタッカーで戦うデッキ」となります。

ロストゾーン

ロストゾーンに送られたカードはその対戦中二度と使用することはできません。
トラッシュゾーンと異なり、「すごいつりざお」などの効果で手札に戻せないため、送るカードは慎重に選ぶ必要があります。

ロストギミック

ロストゾーンを活かした仕組みのこと。
効果の種類は主に以下の2つです。
・ロストゾーンにカードを送る効果
・ロストゾーンにカードがあることで、力を発揮する効果

バレット

特定の相手に対して有効な働きをするカードを入れて戦う戦略のことをシルバーバレット戦略と呼ぶことが由来となっています。
カードゲーム「マジックザギャザリング」において生まれた言葉です。
ポケモンカードゲーム内においても、〇〇バレットと呼ばれるデッキが複数ありますが、本来の意味とは少し異なり、「複数のアタッカーを使用して戦うデッキ」のことをバレットデッキと呼ぶことが多いです。

ロストバレットでは、

ロストゾーンにカードを送りながら手札を増やし、

ロストゾーンにカードが貯まることで力を発揮する効果を使いながら、

様々なアタッカーを使用して、勝利を目指すことになります。

ロストゾーンにカードを送るカード

・キュワワー
・アクロマの実験
・ロストスイーパー

ロストゾーンにカードが貯まることで力を発揮するカード

・ウッウ
・ミラージュゲート
・ヤミラミ

様々なアタッカー

・トドロクツキ
・テツノカイナ
・ガチグマあかつきex
・かがやくゲッコウガ
など

ロストバレットの回し方は？

ロストバレットの回し方を序盤、中盤、終盤、の順に解説します。

序盤

「キュワワー」「アクロマの実験」を使用して、ロストゾーンにカードを送りながら、手札を増やします。

「キュワワー」はこのデッキの軸になるカードなので、「なかよしポフィン」や「ネストボール」を使い、様々な方法で（できれば複数）場に出します。

「ポケモンいれかえ」や「緊急ボード」でベンチから出てきた「キュワワー」も特性「はなえらび」を使えるため、複数回使用して、カードを回していきます。

ロストゾーンに4枚カードが貯まれば、「ウッウ」がエネルギーなしで、「おとぼけスピット」を使用できるため、HP110以下の相手ポケモンを倒してサイドを取っていきます。

中盤

ロストゾーンにカードが7枚貯まれば「ミラージュゲート」が使用できるため、必要なアタッカーにエネルギーを貯めていきます。

可能なら相手のポケモンをきぜつさせ、サイドを取りつつ終盤の戦いに備えます。

このデッキにおいては終盤に「ヤミラミ」のワザでベンチのポケモンにダメカンをのせることができます。

そのため、通常であれば終盤に使うことの多い「ボスの指令」などの相手ポケモンを入れ替えるカードも必要に応じて使っていきます。

「プライムキャッチャー」は相手のポケモン入れ替えと同時に、こちらのポケモンも入れ替えて、「キュワワー」の特性を使えるのでオススメです。

終盤

手札に必要なカードが足りない場合は、「すごいつりざお」を使用して、トラッシュからカードを補充します。

ロストゾーンにカードが10枚貯まることで「ヤミラミ」のワザ「ロストマイン」が使用可能になります。

相手のベンチにいるHPが低いポケモンや、中盤に倒しきれなかったポケモンを同時に倒せるため、ここでサイドを一気に取り、勝利を目指します。

ロストバレットの主要カードは？

キュワワー

ロストバレットの展開の軸になるカードです。

「たねポケモン」かつ、「HP70以下」なので、「ネストボール」「なかよしポフィン」を使ってベンチに出すことができます。

特性「はなえらび」でロストゾーンへカードを送り、手札の数を増やします。

ウッウ

序盤のアタッカーとして活躍するカードです。

ロストゾーンにカードが４枚貯まれば、特性「ロストプロバイド」により、「おとぼけスピット」をエネルギーなしで使うことができ、HP110以下の相手ポケモンを一回で倒すことができます。

ゲームを始めてすぐに、これだけの火力を出せるカードは少ないため、序盤の戦いを有利に進めることができます。

ヤミラミ

終盤にゲームを終わらせるフィニッシャーとなるポテンシャルを持ったカードです。

ロストゾーンにカードが10枚貯まれば、ワザ「ロストマイン」を使えるようになり、ダメカン12個を相手ポケモンに好きなようにのせられます。

相手ポケモンを複数体動時に倒すことで、サイドを一気に取りにいきます。

アクロマの実験

「キュワワー」と同じく、ロストゾーンにカードを貯め、手札を増やせるカードです。

このカードを狙って手札に加えることは難しいですが、使用することができれば、一気に2枚ロストゾーンにカードを貯められます。

後述する、「ハバタクカミ」などで、こちらのポケモンの特性が封じられると、「キュワワー」が使えなくなるため、その場合は、「アクロマの実験」や「ロストスイーパー」を使用して活路を見出します。

ミラージュゲート

終盤に向け、こちらのアタッカーにエネルギーを素早くつけられるカードです。

ロストゾーンに7枚カードが貯まることで、山札から2枚エネルギーをつけられます。

「トドロクツキex」や「テツノカイナex」にエネルギーをつけ、強力なワザを出す準備をしましょう。

トドロクツキex

ロストバレットデッキに採用されることが多いアタッカーです。

「くるいえぐる」は相手をHPに関わらず、きぜつさせられる非常に強力な効果を持っています。

VMAXなどの、倒すとサイドを3枚取れるポケモンをきぜつさせれば、その後にトドロクツキが倒されたとしても、3:2交換となり、こちらが1枚有利な状況を作れます。

テツノカイナex

こちらも採用がよく見られるアタッカーです。

「ごっつあんプリファイ」を使用して、相手ポケモンがきぜつすれば、サイドを1枚多く取れます。

HPが高いVポケモンなどは前述した「トドロクツキex」で倒し、

HPが低いポケモンは「テツノカイナex」で倒すことで、

相手がどちらのポケモンを出したとしても、サイドを2枚取りにいくことが出来るので、非常に強力です。

ロストバレットの対策方法は？

豊富な手札補充手段や、様々なアタッカーが採用されているロストバレットですが、その内容や戦い方が分かっていれば、以下のような方法で対策可能です。

順番に解説します。

手札干渉系のカードを使う

「キュワワー」や「アクロマの実験」などで、手札補充方法が多いロストバレットですが、プレイヤーはロストゾーンに送るカードを選び、重要なカードを手札に残しています。

そのため、手札を入れ替えさせる手札干渉系のカードを使うことで、相手の作戦を台無しにできます。

手札干渉系の効果を持つカードの例は以下の通りです。

特性を無効化するカードを使う

ロストバレットの展開の強さを支えているのは、「キュワワー」の特性「はなえらび」です。

特性を無効化するカードは、ロストバレットの展開を止めるので、非常に有効な対策方法です。

相手ポケモンの特性を無効化できるカードの例は以下の通りです。

ロストバレットについて知恵袋などによくある質問

まとめ

ロストバレットは、ロストギミックを活用して、複数のアタッカーを使用できる、戦略性の高いデッキです。

アタッカーの自由な組み合わせが可能なことから、これまで様々な派生デッキが登場しています。

ロストバレットは日々、改良が重ねられ、より強い形になるよう研究されています。

新しいカードが登場すれば、また新たな派生デッキが作られます。

知識を深め、自分のスタイルに合ったロストバレットデッキを、ぜひ作ってみて下さい。

この記事が、ポケモンカードをより楽しみたい方の参考になれば嬉しいです。