遊戯王で地味に高いカードは?ノーマルなのに高額・価値が上がるカードを調査!
遊戯王デュエルモンスターズは2024年2月時点で、10,000種類以上のカードが存在します。
その中には高頻度で使われる事が多いものもあれば、試合では滅多にお目にかかる事ができないようなカードも数多く存在します。
しかし高頻出のカードが生まれるという事は、その分プレイヤーからの需要も高くなるというもの。
そうなるとカードの買取価格も上がっていき、気づけば「実は持っているカードが高かった?」という事もあります。
また、先程のような需要の理由から、発売当初は価値が低かったものの、環境や特殊な事情などでレアでなくとも価値が高まるというケースも非常に多く存在します。
という事で、今回は地味に高いカード、ノーマルだが値段が高いカード、昔に出来たものでありながらいまだに価値の高いカードの3つを紹介していきます。
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遊戯王で地味に高いカードは?価値が上がるカードを調査!
遊戯王のカードの需要が上がる1つの要因として「環境」という考え方があります。
実際のバトルで勝率が高く、どのようなデッキに対しても安定した勝率を残しやすいテーマを表す表現として「環境」や「環境上位」という言葉が使われます。
当然環境上位のデッキは慣れれば誰もが勝ちやすくなるため、多くの人がそのデッキを使おうと環境上位のデッキに入っているカードを集めようとします。
その結果、カードに対する需要が高まり、買取をする際などの値段も高くなるのです。
環境上位のデッキに入っているカードのほとんどは特定のテーマに沿って作られている事がほとんどです。
しかし、中にはどのようなテーマデッキにも気軽に採用され、あまりにも汎用性が高いがゆえに需要が高くなるカードも中には存在します。
ここでは、そんなどのようなデッキにも比較的高頻度で採用され、環境上位のデッキにも入れられる事が多いものの、特段何か強いテーマを持っているわけではないといったカードを紹介していきます。
共命の翼ガルーラ
共命の翼ガルーラはレベル6の「同じ種族・属性でカード名が異なるモンスター2体」で融合できる融合モンスターです。
このカードは現在の環境で使用される頻度が非常に高く、「天底の使徒」や「ドラグマ・パニッシュメント」のような、EXデッキのカードを使用して効果を発揮するカードが入っているケースや、「超融合」のように相手のカードも使用して融合召喚を行う際に非常に便利なカードの1枚となっています。
そんな共命の翼ガルーラですが、スーパーレアは1,600円、シークレットレアは2,000円で買取を行っている場所もあります。
超融合
超融合は「手札を1枚捨てる事で、自分か相手のフィールド上のモンスターを素材として融合召喚を行う」という効果を持った速攻魔法カードです。
相手のカードを融合素材にする事ができるという点や、コストが手札1枚という軽さで済むため、比較的どのようなデッキにも採用されやすいカードの1枚となっています。
特に現環境では圧倒的に先攻が有利になりやすいのですが、このカードは後攻で戦う場合の相手への打開策として使用されるケースが非常に多く、EXデッキに余裕のあるデッキを使っている際には召喚条件の緩い融合モンスターと併せてこのカードを使う人が多いです。
そんな超融合ですが、シークレットレアで350円、25周年記念で作成されたクォーターセンチュリーシークレットレアは2,000円、20周年記念で作成された20thシークレットレアだと9,000円になる事もあります。
コズミック・サイクロン
コズミック・サイクロンは「ライフを1,000払う事で、フィールドにある魔法・罠カードを1枚除外する」という効果を持つ速攻魔法カードです。
セットされている魔法・罠カードも対象にとれる点と、対象にとったカードを除外できる点が非常に強く、特に「紅き血染めのエルドリクシル」や「烙印断罪」のような墓地でも効果を発揮する事のできる魔法・罠カードが環境には多く存在するので、それらの墓地効果を防ぐ事ができる点も強いと言えるでしょう。
墓穴の指名者
墓穴の指名者は「相手の墓地のモンスター1体を除外し、次のターン終了時まで除外したモンスターと元々のカード名が同じモンスターの効果を無効化する」という効果を持った速攻魔法です。
近年の遊戯王では墓地で効果を発揮するモンスターカードや墓地のモンスターを対象にとる効果を持ったカードが多数存在するので、それらの対策としてこのカードはかなり使われます。
それ以外にも「増殖するG」や「灰流うらら」というような手札からそのカードを捨てる事で効果を発動するようなモンスターカードにもこのカードは対策が効くので、基本的に手札誘発がどのデッキにも多く積まれる事の多い現環境ではこのカードも入れておいて損はないでしょう。
そんな墓穴の指名者ですが、このカードは珍しくレアリティの高さで値段が大きく変わっている印象のないカードです。
ただ、このカードは他のカードと異なりノーマルでも350円の買取価格がつきます。
無限泡影
無限泡影は「自分フィールド上にカードが存在しない場合には手札からも発動でき、相手フィールドのモンスター1体の効果をターン終了時まで無効にでき、さらにセットをしていた状態からこのカードを発動した場合はこのカードと同じ縦列の他の魔法・罠カードの効果をターン終了時まで無効化できる」という効果を持った通常罠カードです。
罠カードの中では珍しく手札から発動できる点や、セットした状態から発動した場合は相手の魔法・罠を無効化できるという点から、どのようなデッキにも比較的高い割合で入れられるカードです。
また、「ラビュリンス」のような通常罠との相性が良いデッキと組み合わせると、手札から発動したこのカードにチェーンしてラビュリンスカードを展開する事もできるのが特徴です。
そんな無限泡影ですが、こちらもレアリティの高さで値段が大きく変わっている印象のないカードの1つです。
ただノーマルでも350円の買取価格がつきます。
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遊戯王の売れるカードでノーマルはどれ?
遊戯王カードの中にはレアリティがあるのですが、実際に買取に出す際に、決してレアリティが高いカードが買取価格が高くなるという事はありません。
本来レアリティが高いカードはその分製造されている数が少ないので、それだけで希少価値が生まれます。
ただ環境や希少価値など様々な要因が買取の設定に関わってくるので、一概にレアリティが高いからと言って値段が付くというわけではありません。
実際にレアリティが高いカードであっても需要や希少価値が低かったりすると、「1枚=10円」程度の買取価格で終わってしまう事も多々あります。
しかし、本来はレアリティの高くないノーマルカードであっても、環境などの影響で一気に価値が上がった事で買取価格が上がるというケースもあります。
逆に昔からあったカードの場合は発売当初は注目されなかったが故に市場に出る事が少なく、その結果価値が高くなるといったケースも多くあります。
ここでは、そんなノーマルであるにも関わらず、買取の価格が高くなっているカードを紹介します。
ギアギガントX
ギアギガントXは機械族レベル4モンスター2体で特殊召喚ができる地属性・機械族のランク4エクシーズモンスターで「1ターンに一度エクシーズ素材を取り除く事でデッキ・墓地からレベル4以下の機械族モンスター1体を選んで手札に加える」という効果と、「このカードがフィールドから離れた時に自分の墓地のレベル3以下のギアギアモンスター1体を特殊召喚できる」という効果を持っています。
機械族をサーチできるという部分が非常に強く汎用性が高いため、「ギアギア」以外にも「ガジェット」「ヴァリアンツ」「スクラップ」などのデッキで採用されるケースが多くあります。
また、同様の万能サーチカードでいうと「御影志士」などがあるのですが、それらのカードのほとんどが同一カード名の効果は1ターンに1度しか使えないのに対し、ギアギガントXは1体あたり1ターンに1度の効果のため、同一ターンで2体以上ギアギガントXを特殊召喚した場合でも毎回サーチ効果を使う事ができます。
そのため、上手く使う事ができれば何回も1ターン中にサーチ機能を使う事もできるでしょう。
霞の谷の巨神鳥
霞の谷の巨神鳥はレベル7の風属性・鳥獣族の効果モンスターで、「カードの効果は同一チェーン上では1度しか発動できないが、1ターンに1度モンスターの効果・魔法・罠の効果が発動した際に自分フィールド上のミスト・バレーと名の付くモンスターを手札に戻す事で、その効果を無効にし破壊する」という効果を持っています。
このカードは当初は「ミスト・バレー」デッキで使われる程度のカードでしたが、「ふわんだりぃず」デッキの持つ鳥獣族を何回も召喚できるという効果と非常に相性が良く、それで採用されるケースが増えました。
また、モンスター効果・魔法・罠の全てを1度無効にできる効果と、効果を発動するコストもこのカード自身を手札に戻す事で効果を発動できるため、どのようなデッキにも対応する事ができる点が強いとも言えるでしょう。
素早いビーバー
素早いビーバーはレベル2の水属性・獣族の効果モンスターで、「召喚成功時に、自分のデッキ・墓地からレベル3以下の素早いと名のついたモンスター1体を特殊召喚する」という効果を持っています。
このカードは発売当初こそそこまで目立った存在ではなく、リンク召喚の素材にする程度しか注目を集めなかったカードでしたが、2022年に当時の環境トップに君臨する強さを持った「スプライト」デッキが出てからは、自身がレベル2であり、他の「素早い」と名のついたレベル2モンスターをサーチできるという点からデッキに採用されるケースが増えました。
また、リンクの素材としてもリンク2には「I:Pマスカレーナ」のような優秀なリンクモンスターも多いので、そのような使い方もできるでしょう。
魔獣の懐柔
魔獣の懐柔とは「自分フィールド上にモンスターがいない場合に発動でき、カード名が異なるレベル2以下の獣族の効果モンスター3体をデッキから特殊召喚する」という効果を持った通常魔法カードとなっています。
このカードは2020年から生まれたテーマデッキで、今でもそこそこ見かける「メルフィー」デッキに採用される事が多いのが特徴です。
メルフィーデッキは相手の召喚や特殊召喚で展開を進めていくテーマなのですが、このカードは先攻での初動に採用されるケースが多く、ここから大量のメルフィーカードを場に展開して相手の動きに制限をかける事ができる点が非常に強いと言えるでしょう。
忍者マスターHANZO
忍者マスターHANZOはレベル4の闇属性・戦士族の効果モンスターで、「召喚成功時に忍法と名のついたカードをデッキから手札に1枚加える」と「反転召喚・特殊召喚成功時にデッキから忍者マスターHANZO以外の忍者と名のついたモンスターカードをデッキから手札に1枚加える」という2つの効果を持っています。
このカード自体は昔から人気のあるカードではあるものの、デッキテーマとしてはそこまで環境に入り込むほどの強さはありませんでした。
ただ、2022年に新たな忍者シリーズのカードが数多く追加された事で再び忍者のテーマに注目を集める人が増え、現在でも人気のファンデッキの1つとして使用される事があり、その中で忍者デッキの主要パーツとしてHANZOを採用する人がまた増えてきています。
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昔の遊戯王カードも売れる?価値のある昔のカードは?
遊戯王はオフィシャルカードゲームになってから既に25年以上は経過しているゲームです。
今なおカードの数は増え続けていますが、そうなるとますます希少価値が増えるカードが存在します。
それが「昔から存在する遊戯王カード」です。
昔から存在するカードの中にはリメイクを何回も行われたカードもあるのですが、リメイクが行われるくらい人気なカードであればあるほど、初期のカードの希少価値も上がり、値段が高くなる事があります。
また、リメイクが行われないカードでも、そもそも市場にそのカードが出てこないという理由で希少価値が上がる事もあります。
ここでは遊戯王を代表する昔からあるカードを3種類紹介し、そのカードが最初に登場したのがいつなのか、そして現在の初期カードの値段の紹介を行います。
青眼の白龍
青眼の白龍は1999年に発売されたSTARTER BOXにて初登場したカードで、攻撃力3,000・守備力2,500の光属性・ドラゴン族のレベル8通常モンスターです。
原作では主人公のライバルである海馬瀬人が使ったカードであり、当時は最も攻撃力の高いカードであった事もあり人気が高かったのですが、STARTER BOX以外での入手方法がVジャンプフェスタ1999のプロモーションカードやVジャンプの誌面プレゼントしかなかったので、初登場から1~2年の間は持っている人が少なかったカードとしても有名でした。
ブラック・マジシャン
ブラック・マジシャンは1999年に発売された遊戯王パックVol.1で初登場したカードで、攻撃力2,500・守備力2,100の闇属性・魔法使い族のレベル7通常モンスターです。
原作では主人公の1人である闇遊戯の使用しているカードで、最初のパックの中では最も攻撃力が高かったため、パック発売当初から非常に人気の高いカードとなっています。
真紅眼の黒竜
真紅眼の黒竜は1999年に発売された遊戯王パックVol.3で初登場したカードで、攻撃力2,400・守備力2,000の闇属性・ドラゴン族のレベル7通常モンスターです。
原作では主人公の良き仲間である城之内が使用しているカードであり、青眼の白龍やブラック・マジシャンと同じく販売当初から人気のあるカードの1枚であると言えるでしょう。
価値の高いカードはありましたか?
手元に価値の高いカードがない方に、こちらの記事で遊戯王のオリパおすすめ優良店を紹介しています!
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まとめ
今回は地味に高いカード、ノーマルだが値段が高いカード、昔に出来たものでありながらいまだに価値の高いカードの3つを紹介していきました。
遊戯王カードは実際の環境の変化や、新デッキが開発されるたびにカードの価値が変化する事が多々あります。
そのため今はまだ価値が高いと思われていないカードであっても、とあるタイミングで急激に価値が高まり、買取価格が上がる事があります。
また、どんなに昔のカードで現環境で使用される事がほとんどなかったとしても、昔のカードであるというだけで勝ちが上がる事もあります。
もちろん、カードの買取価格はカードについている傷や汚れなどで価値が落ちてしまうので、どのようなカードでも大切に扱いましょう。
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